最終結果よりも大事なことは⚫︎⚫︎である!!!
大阪ほしよみ堂
風雲たけし城に出たくて仕方なった過去のある
こしなかです。
占い師はアドバイスする機会が多い職業。
と、当たり前なことから入る9月最初のブログ。
アドバイスってどういう意味でしょう?
————
「なにかがうまくいくよう
(私的に)助言・忠告すること」
————
ググったらこう出てきました。
占い師は占いを使って
お悩みがある相談者様にアドバイスをお伝えする。
これが仕事です。
こんな事くらい皆さんだってよくわかってるやん。
でも、この「アドバイスを送る」という部分は
すごく簡単に見えて、実はめちゃくちゃ奥が深い。
相談者様があなたを指名してくれて、
鑑定が開始されるからといって
アドバイスを聞いてくれる状態になっているかと言われれば、
まだ・・・・それは早いっす。
会話をして、短時間の鑑定でも信頼関係を深めて、
あなたが出す答えが相談者様の心に響くように、
人間関係を整えなければいけません。
その状態にならないと
あなたが送ったアドバイスは
アドバイスとして受け取ってもらえない可能性があります。
一生懸命占いをお勉強したのに寂しいお話ですが、そうなんです。
そこを間違えたり、先生立場のマウントで力技的に進めたり
こうした大事な部分をすっ飛ばしたりすると、
「この先生高飛車だな」
「私の話、真剣に聞いてくれてるのかな」
このように、不快感、不安を与える結果になっちゃいます。
悩んでるから来てるのに、与える印象は真逆というあれ。
占いの当たり外れではない部分でも、
このようなことになってしまう可能性があるんですよね。
スプレッドの最後のカード、
最終結果のカードの意味が全てでは無いのです。
「私の鑑定では、良いことも悪いこともちゃんとお伝えしたい」という思い
占い師を目指す人みんなが持ってると思います。
それは素敵です。誇れます。
しかし、「悪いことを伝える」=「相談者にとって耳がいたいこと」
この構図であると思ってください。
ということは、先ほども書きましたが
人間関係を整えなければ、
あなたが送ったアドバイスは
アドバイスとして受け取ってもらえない可能性がある
ということになります。
最終結果のカードをいかに同じ目線、
良き関係性で一緒にめくることができるか。(占いによるけどね)
鑑定時間の中で、
この共同作業が可能な関係性に整えることが重要だと思います。
だから、20分鑑定でも、120分鑑定でも同じなんですよね。
そりゃ、すでにそこの信頼を獲得できたリピーターさんなら別よ?
でも基本的に、初対面の方とその時初めてお話しする仕事なんやし、
短い鑑定時間であっても、人間関係はほんま大事。
言いたいこと、伝わったかな?
会話の「間」「コミュニケーション」「目線」「態度」「言葉使い」
もっと細かい色々な様子が関係します。
相談者様もそれぞれ感覚が違うし、
何よりもデリケートな部分に触れるお仕事なので
こういった感覚は、
カードの意味を覚えるよりも、難しく感じる方がいるかもしれません。
なら、相談者様と良い関係になるにはどうしたら良いの?
当然、こう思いますよね。
相談者様の心を初手でぐっと掴む魔法の言葉・・・
ねーよ
そんなもんはよぉーーー!!
(そういうモノで釣る情報商材屋さん結構いますよ。)
あ、でもね、先生が各々で接客業経験則としてのノウハウならあるはずですけどね。
でも、占い師さんも一人一人違うし
相談者様だって一人一人違います。
全員に均等に当てはまる魔法の言葉なんて、ないですよ。
だからこそ、相談者様を下にみず、馬鹿にせず
全力で話に耳を傾け、全力で話を整理整頓し、
全力で占う!
これしかないかもしれません。
一つのお悩みに対して
20分の鑑定でも
30分の鑑定でも
60分の鑑定でも・・・
時間内に答えを出さなければいけません。
そのためにできることは
後にも先にも全力で向き合うこと。
アドバイスにしっかり耳を傾けてくれるよう
関係性を整えること。
きっとこれしかないです。裏技なんてない。
ほなの!
こしなか 左京
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